海外取引というと、日本から海を渡って海外企業へ輸出するとか、日本から海外の消費者へ販売する、というイメージがあります。
でも、ちょっと視点を変えれば、「海外から来た人に販売する」ということもできるわけです。(その場合、海外取引という単語を使うのは適切ではありませんが。)
たとえば、先日ある交流会で、京都の清水寺近辺でお店を開いてらっしゃるお茶屋さんのご主人とお話をしました。
お茶というのは、輸出するとなると例えば中国では国内の産業を守るためにとても関税が高いそうです。
100円のお茶を販売して関税率が300%だったら、買う人が払うお金は400円になりますから、買うほうとしても売るほうとしても結構ハードルが高いですね。。。
ただ、いろいろやり方はあると思うのです。一つは、「高級な商品を高額で販売する」ということ。高級志向な方はたくさんいるので、勝算はあります。
最近は、「高くても良いものは売れる/めちゃくちゃ安いものも同じく支持を得る/注意間品はダメ」という傾向がありますから、良いものを高く売るのはニーズにも合っているのです。
また、こんなマーケティングも考えられます。
日本、特に京都は、海外の観光客も多いところです。京都はほぼオールシーズン、町を歩くと海外の方とすれ違います。
しかも、さきほどのお茶屋さんは清水寺という、観光客がワンサカ訪れる観光地にあります。
社長さんのお話では、海外からの観光客もたくさん訪れて、たくさんの方がお茶を買っていかれる、とのこと。
ならば、「海外取引」から少し視点を変えて、「店舗に来た海外の方を顧客(リピートや紹介を生むお客)」に導いていくマーケティングを考えても良いかもしれません。
おそらく、海外からこられた方にとって、お茶を買った店舗は、そのお店ただ1店だけでしょう。それならことさら印象に残っているはず。お店の方が良い対応をすれば、「お茶のあのお店、めちゃくちゃよかったわぁ」という印象になるはずです。
そのお店についての良い体験を持った方(海外の方)に対して、お茶の知識や淹れ方、飲みかた、マナーなどを英語で紹介する、ちょっとオシャレなリーフレットを店頭でプレゼントし、メールアドレスを教えてくれた人には、月1回程度のメールマガジンをお送りする…
そんな「ちょっとしたこと」をやっておくだけで、英語のECサイトがあれば、高い確率でリピートにつながりますし、紹介も生まれやすいでしょう。
ただ、お茶は大量に自宅で消費するものではないので、ちょっとしか買わないのに送料がすっごくかかったりすると、やっぱり買う側としては、ウーンとなってしまいます。
だからこそ「海外のお客さんとお店の人間関係をメールなどで構築しておく」ということが大切。
「送料もバカにはならないので、お友達へのプレゼントなども含めて、まとめ買いされると良いですよ。」や「お友達といっしょにご注文いただいたら、送料ワリカンすればとてもオトク」といった、「買う側にメリットがでるちょっとしたアイディア」を少しずつ提供していくことで、信頼関係も生まれ、人間関係も構築されてきます。
お茶屋さんのご主人とお話していて、「観光客も重要な見込み客」という視点に気づきました。
お茶もそうですが、着物、小物など、海外観光客の方が立ち寄る店舗にとっては、大きなヒントになりそうですね!
当社は、「はじめてのWEB海外取引.com」という、海外展開をしたい企業へのWEBマーケティングのサポートをしていますが、こういった、マーケティングの構築もお手伝いしますので、「うちの商品、どうやったら売れるかなぁ」というご相談にもいっしょに考えていきます。